東大お笑い芸人が自民会合に参加 投票率アップへ芸人100人招集

2017年04月06日 16時30分

“高学歴キャラ”のピン芸人たかまつなな

 自民党の「若者の政治参加検討チーム」(事務局・鈴木隼人衆院議員)は、永田町の衆議院第2議員会館で5日“高学歴キャラ”のピン芸人でお嬢様ネタで人気の、たかまつなな(23)をゲストに招き、2回目の会合を開いた。

 同チームは「若者が政治参画するためには主権者教育が必要。“学ぶ”ではなく“参画”のための主権者教育」を前提に、20代前半の世代に強く投票を呼びかけている。

 たかまつは、2013年の日本テレビ系「ワラチャン! U―20お笑い日本一決定戦」で優勝。芸人として活動しながら、現役の慶応大院、東大院生(同時履修中)として政治を学び、お笑いを通じて社会問題を発信している。

 若者と政治の距離を縮めるため、国政選挙では昨年の参院選から制度が施行された18歳選挙権を機に、全国の高校で「笑える! 使える! 政治教育ショー」という出張授業を開いている。

「去年の参院選で18、19歳の新有権者200万人を選挙に行かせたいという思いを持ち、1か月で20校計2000人への出張授業を行った。その結果『イスに座るのも嫌だ』という高校生たちが、政治に関心を持った」(たかまつ)

 2回目会合のテーマは「政治教育に意味はあるのか!?」。総務省によると、昨年の参院選の18~19歳の投票率の速報値は45・45%。全体の確定投票率と比べ、9・25ポイント下回った。

「見えてきたのは19歳の投票率が18歳よりも低かったこと。理由は高校卒業後の就職や進学で地元を離れて、住民票を地元に残したままだったからだ。進学先や就職先で政治や経済を学ぶ機会は極端に減る。19歳や20歳前半に投票を呼びかける機会は18歳よりも格段に減る」(同会に参加した講師)

 会合終了後、たかまつは「山梨の偏差値44の高校で90分の出張授業を行い、政治を絵本にした教材を作った。模擬選挙で参加した高校生84%が次の選挙に行くと答えてくれた。今後はお笑い芸人100人を巻き込み、1年間で若者200万人が選挙に行くと答えるようにしたい」と意気込みを語った。