【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】今回はFUJIWARAの藤本敏史(46)という男について。世間的には妻の木下優樹菜(29)とラブラブで温厚なイメージがあるが、そうではない面ももちろんある。実はキレやすい。

 正月特番の収録後、局の近所へ芸人仲間と歩いて食事へ向かう途中に、有吉弘行(42)が悪ふざけして「今日も、藤本さん全然おもしろくなかったです。正月も営業ばっかりでしょ!」などとイジリ始めたとき、それに平成ノブシコブシの吉村崇(36)が加わり「そうですよね、藤本さん、あんまりテレビで見ないですもんね」と調子に乗った。すると藤本が「おい、なんや!」と急にキレ、吉村が小刻みに震えるほど、“詰めた”という。

 また、こんな話もある。出川哲朗(53)など大勢の芸人が集まり、雨の降る中、野外ロケを終え、近くの温泉へ体を温めに行った時のこと。

 ケンドーコバヤシ(44)の話によると「みんなでシャワー浴びて、旅館の温泉に入らせてもらうんです。それが楽しみで。出川さんがいつもおっしゃる通り、一緒にシャワーを浴びた分だけ(芸人たちの)絆が強くなる。しみじみするんですよね。5分くらいしてようやく温まって。そのときに『バカ、やめろ!』って声が5年連続で響いてるんです。フジモンさんが、出川さんの頭にオシッコをかけてるんですよね!」と、藤本は先輩に対し気安い面もある。

 こんなブッ飛んだ性格の藤本だが、仕事に対してはいちずだという。

 博多華丸・大吉の大吉(46)は「先輩のFUJIWARAさんが仕事を断らないんですよ。だから『FUJIWARAがやっているのに、お前ら断るの?』みたいなのがある。仕事を全部のむFUJIWARAさんに『どんな仕事に行っているんですか?』って言ったら、この前はコンビニのオープンのイベントに行ったと。舞台はなくて『先着20名様にお弁当を温めます』っていう仕事。ユニホームを着て、おめでとうって言いながら、先着20名が19名で列は途絶えたっていうね。そういうことを平気でやるんですよ」と絶句している。

 吉本興業には定期的にコンプライアンス講習があり、藤本がSNSでやってはダメなことのレクチャーを受けたときのこと。大吉によると、藤本はツイッターもブログもやっていないが「CMに出ているのに他社、競合の商品を褒めてはならない」と注意を受けたらしく「こんこんと言われたけど、ワシ、1本もCMあらへん! ホンマ、ナメてんのか!」と藤本はキレたが「その小冊子をきれいにたたんでカバンに入れていましたけど。うわっ、この人、真面目と思って。僕は正直、このコンプライアンスを受けた後、その紙を捨てますよ。ゴミ箱に叩きつけますよ!」と大吉は驚いていた。

☆プロフィル=1967年、東京・神楽坂生まれ。23歳の時にラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本を手掛ける。