元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃(45)が5日、TBS系「白熱ライブ ビビット」に出演し、往年の人気アイドル歌手・桜田淳子(58)の芸能活動再開に言及した。

 桜田は7日に東京都内で開催される「スクリーン・ミュージックの宴」に出演。2013年に行った芸能界デビュー40周年コンサート以来、約3年4か月ぶりとなるステージで15分で2~3曲を披露する。

 番組の水曜コメンテーターとして初登場した菊間は、弁護士としての見解を求められると「布教の一環としての献金、物品の販売は違法ではない。ただ、問題なのは『献金しないと害が及びますよ』とか、借金してまで献金させるなどやり方に問題があった。これまで裁判で負けている例がある」と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題点を指摘。続けて「桜田淳子さん自身がタレント活動することは、個人の芸能人としての復活は問題ないと思います。ただ、世の中は『桜田淳子さんイコール統一教会』と思っているので、それを背負ったまま出ると、統一教会の活動をしている人たちが『メジャーになったんだ』『活動することが認められた』となる恐れがある」と、活動に反対する弁護士らの考えを支持した。

 桜田の復帰に対し、全国霊感商法対策弁護士連絡会は4日、都内で会見し「芸能活動などを契機としてタレントとして反社会的組織活動を増長させる」と反対声明を発表。

 一方、統一教会側は「人権を侵害するような声明」と反論。復帰については「桜田さんの復帰を期待している多くのファンがいると思いますので、多くの人々に喜びと幸福を与える機会になればと思います」との見解を示している。