総選挙の行方は!? NMB48の山本彩(23)が「第9回AKB48選抜総選挙」(6月17日開票、沖縄・豊崎海浜公園美らSUNビーチ)への立候補を辞退したことが波紋を広げている。2連覇中のHKT48の指原莉乃(24=顔写真)を倒す“急先鋒”とみられた山本の辞退で、総選挙はどういう結果となるのか。

 先月末、自身のツイッターで総選挙への出馬辞退を表明していた山本は3日、都内で行われた初フォトエッセー「すべての理由」の発売記念イベントに出席。辞退理由を「一つは去年、出馬する時に『今年を最後』とファンの方に伝えていましたし、自分も覚悟の上で臨んだ。結果は光栄だったし、約束したままの気持ちでいきたい」と話した山本。出馬を悩んだともいうが「中途半端な覚悟で出ても、みなさんに期待を押し付けると思ったので」と続けた。

 昨年の総選挙で自己最高の4位に上昇。ある出版関係者が「山本は昨年末、『NHK紅白歌合戦』の視聴者投票によって行われた『紅白選抜』で、国内グループ総勢342人の中から1位に輝き、センターで熱唱した。指原(2位)を破る金星を挙げただけに、総選挙で“打倒・指原”を期待されていた」と語るように、今年は頂点を期待する声もあった。

 ただ、この“打倒・指原”にも「指原さんとは人間性が違うので、比較すること自体が違う。何度も総選挙で指原さんを(得票数が)『えげつないな』と。次元が違う」と敬意を払った。

 その指原は昨年の総選挙で、過去最多24万3011票を獲得。2位のAKB渡辺麻友(23)に、6万票以上の大差をつけた。今回の山本の辞退で、すでに「指原の3連覇は確実」と予測する向きもあるが、意外にも“指原ピンチ”の状況を招く可能性もあるという。

「今年は4位の山本(昨年11万411票)のほか、5位の柏木(同9万2110票)らが総選挙出馬を辞退。上位だった島崎遥香は卒業し、卒業する小嶋陽菜も出ない。こうした“浮動票”が指原の3連覇を『阻止しよう』と、1位の可能性のある渡辺に流れるかもしれない」(前同)

 渡辺は14年の総選挙で指原を破って1位となった実績も持つ。さらに、渡辺は柏木と同期で「まゆゆきりん」と呼ばれるほど仲も良いだけに、柏木ファンが渡辺に投票する流れもあるという。

「“スキャンダル処女”の渡辺と、スキャンダルを乗り越えながら、バラエティーで花開いた指原は対極で、双方のファンも相いれない。山本のファンも渡辺を応援していて、渡辺にとっては追い風だと思う」(前同)

 今のところ指原と渡辺の一騎打ちムードだが、果たしてどうなるか。