つんく♂ 入学式で人生を重ね合わせた金言

2017年04月03日 16時30分

代々木アニメーション学院の入学式に出席したつんく♂(左)と秋元康氏

 音楽プロデューサーのつんく♂(48)と秋元康氏(58)が2日、都内で行われた代々木アニメーション学院の入学式に出席した。

 つんく♂は昨年7月、秋元氏と小室哲哉(58)、HKT48の指原莉乃(24)とともに同学院のプロデューサーに就任。この日は就任以来、初めての入学式に臨んだ。

 2015年に喉頭がん手術による声帯摘出を公表したつんく♂は、専用機材を用意してスクリーンに映し出された文字であいさつ。新入生に「今を楽しむのが一番です。今、自分が一番したいことは何なのか、なぜそれをしたいのか、それを心の原点において頑張ってください」とメッセージを送った。

 さらに新入生との質疑応答では、女子学生から「壁に突き当たったときにネガティブにならずポジティブでいる方法は?」と聞かれると、自らの人生に重ね合わせるように“金言”を授けた。

「大きな壁はチャンスカードです。チャンスを成功に導くのは確かに大変ですが、大きく成功するためにはこのチャンスを生かすしかない。大きな壁に当たるのは苦しいけど、その壁を乗り越えた先に何かがあると思えばわくわくしてくる。そういう思考ができる人間になってほしいと思います」

 歌手の命とも言える声を失ったつんく♂だが、摘出後は食道発声法に取り組んでいる。今年1月には月刊誌「新潮45」に寄稿した手記で「筆談なしに意思疎通ができるようになってきた」と明かした。声を出せなくなったのはつんく♂にとって間違いなく“大きな壁”だが、これを“チャンスカード”と捉え、「壁を越えた先に何かがある」と信じてわくわくしているようだ。

 この言葉に神妙な表情で聞き入っていた新入生たちにとって、これ以上の“金言”はないだろう。