AKB五輪招致「今回だけ」のワケ

2012年12月30日 16時00分

 来年9月7日の開催都市決定に向け、正念場を迎える2020年五輪の東京招致で、AKB48がPR活動へのデビューを果たした。「私たちも応援しています!」というメッセージとともにメンバー12人の写真が掲載されたのは、23日発行の「広報 東京都」スポーツ特集号。「スポーツ祭東京2013」と銘打って来年開催される国体と五輪招致の世論盛り上げを図っている。

 東京招致委員会に設置された評議会のメンバーに、AKB48の秋元康総合プロデューサーも名を連ねていることなどから実現した。ただ、都の担当者によると当面、PR媒体はこれだけ。今後については「協力していただけたらありがたいが、別の形でからんでいけるかはまだ分からない」という。五輪開催への支持率がライバル都市(イスタンブール、マドリード)より低い東京にとって、国内PRも重要課題。今回はさっそく「あらためて招致について知るきっかけになった、という反応があった」(同)。

 一方で以前、ある招致委幹部は「芸能人はいろいろと難しい」と発言。今回は無償協力だが、ギャラや肖像権使用にかかわる制約などが派生する場合、ハードルが高くなりかねない。16年大会招致では約150億円の招致費が「多い」との批判もあったため、今回は費用半減を掲げており、タレントの起用が「難しい」背景にはこうした事情もありそうだ。