女優のん(23)が29日、都内で行われた「スターチャンネル映画予告編大賞」の授賞式にプレゼンターとして出席した。

 今回が1回目となる予告編大賞には、昨年劇場公開された映画から優れた予告編50本がノミネートされ、グランプリには「孤独のススメ」が輝いた。

 のんは白のシースルー姿で登場。審査委員の映画コメンテーター・LiLiCo(46)から「スケスケじゃない?」と突っ込まれると「はいてます…。見えているのはヒザから下だけでございます」と返して笑いを誘った。

 また、LiLiCoから「ここに来ている方々はお仕事をくださる方なのよ」と教えられると、「お仕事ください」と言うLiLiCoと一緒に頭を下げた。

 所属事務所からの移籍騒動で、一時は表舞台から姿を消したのんだが、主演声優を務めたアニメ映画「この世界の片隅に」の大ヒットを皮切りにCMなど、徐々に仕事を増やしつつある。

 だが、制作会社関係者は「やはり事務所移籍は“芸能界のタブー”だから影響は大きい。今の段階では民放のドラマ出演はもちろん、テレビ出演すらまだまだハードルが高い状況。大手製作の映画も厳しいでしょう」と指摘する。

 それでも、本紙が既報したように“芸能界の力学”が働きにくいところからのオファーは少なくない。

「映画“この世界の”も大手の作品ではなく、決してヒットするとは思われていなかった。それがこれだけ大ヒットしたのだから、のんは強い運を持っている。今年は声優ではなく女優として何かしらのヒット作に出演できたら、世間が注目せざるを得ない状況になるはず。また違った波が起きてもおかしくないでしょう」と同関係者。

 今後はいかにヒット作に出演できるかが、カギとなりそうだ。