受信料訴訟敗訴の東横インに助言「NHKにイラネッチケーで対抗を」

2017年03月30日 16時30分

立花孝志氏

 NHKがビジネスホテルチェーン「東横イン」と関連12社に対し、ホテル客室などに設置されたテレビの放送受信料未払い分の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(中吉徹郎裁判長)は29日、NHKの請求通り、東横インと関連12社に約19億2900万円の支払いを命じた。

 地裁が支払いを命じたのは、全国のホテル235か所に設置されたテレビ計約3万4000台の2012年1月~14年1月の受信料。昨年7月の東京都知事選に出馬して「NHKをぶっ壊す!」と豪語した政治団体「NHKから国民を守る党」代表立花孝志氏(49)は「悔しいが、仕方がない判断だと思う」と冷静に話した。

 放送法第64条1項で「受信設備を設置した者は、協会(NHK)とその放送の受信についての契約をしなければならない」と定められている。立花氏は、NHKの番組だけ映らないようにできるフィルター装置「イラネッチケー」を取り付け、対抗するよう善後策を指南した。

「今回の訴訟は、NHKの地上波番組と衛星放送番組、双方の受信料を支払えという判断。ホテル側としては、地上波の放送をやめるとさすがに宿泊客からクレームがくる。でも衛星放送なら映らなくても宿泊客としてはさほど問題はないはず。ホテル側の対抗策としては、イラネッチケーを設置してNHKの衛星放送だけ止めればいい」

 現行のNHKの受信料は12か月前払い(口座振替・クレジット払い)で、衛星契約(地上波放送・衛星放送の双方)が2万4770円で、地上契約(地上波放送のみ)は1万3990円。「(衛星用)イラネッチケーの設置で支払いを地上契約にしたい。そうすることで衛星契約を避けることができ、ビジネスホテル側は約40%の経費削減になる」

 東横インの代理人弁護士は「到底承服しかねるので控訴する」とコメント。徹底抗戦の構えを崩しておらず、今後の裁判の行方が注目されそうだ。