“逃げ恥”星野源に伊丹十三賞「人生を丸ごと認めていただいたようにうれしい」

2017年03月28日 11時53分

星野源

 伊丹十三記念館を運営するITM伊丹記念財団は28日、第9回伊丹十三賞に俳優、音楽家、文筆家の星野源(36)を選んだことを発表した。「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界に」対する授賞としている。

 同賞は、映画監督として「お葬式」や「マルサの女」などヒット作を生み、俳優としても「家族ゲーム」「細雪」といった作品で高く評価され、エッセイストやデザイナーなど多彩な才能を発揮した故伊丹十三さん(1997年死去)の遺業を記念して2008年に創設された。「伊丹十三が才能を発揮した分野において、優秀な実績を挙げた人に贈る」趣旨で、過去にタモリや池上彰氏、糸井重里氏、リリー・フランキー氏らが受賞。記念館は、伊丹さんの妻で女優の宮本信子(72)が館長を務めている。

 昨年のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の出演と主題歌で大きな話題を呼んだ星野は以下のようなコメントを寄せた。

「受賞のお知らせを聞き、本当に驚いています。自分にとって伊丹さんの存在は、遥か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯りへはどうやっても辿り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に『君は君の場所を作れ』と言われているようにいつも感じていました。そしていま、こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難うございます」

 贈呈式は4月17日に都内で開かれる。