
26日に放送された日本テレビ系「笑点」の平均視聴率が9・6%を記録したことが27日、分かった。
長年お茶の間で親しまれてきた同番組は20%の数字をマークすることも多々あるが、ここのところ視聴率が低下傾向にある。先々週(12日)は14・1%→先週(19日)11・8%と下がり続け、今週はまさかの一桁台に突入した。
急落の原因と考えられるのは大相撲春場所(NHK総合)の影響だ。26日の千秋楽では新横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦)が負傷を抱えながらも、大関照ノ富士(25=伊勢ヶ浜)を優勝決定戦で下し、ドラマチックな優勝を決めた。世間の関心は高く、平均視聴率24・4%、瞬間最高視聴率は33・3%を記録した。
「笑点」と放送日がかぶった12日17・6%、19日16・9%といずれも高い数字をマークしている。
さすがの“ご長寿番組”も角界のニュースター誕生の前に苦戦は免れなかったようだ。
(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)