タイにあるタラクーンという田舎の小さな村には怪人が存在するという。

「タラクーン村の少女」と呼ばれ、日頃は森にすんでおり、獣のような敏しょうさで村を襲撃し、食べ物を奪い去るという。ものすごい早さで動き回り、凶暴な性格のため、今までも被害が甚大にもかかわらず捕獲どころか、写真撮影すら不可能であった。

 それがなんと、この人物を捉えた映像がネットに公開され、その衝撃的な内容が世界中の人々を震撼させた。

 ある家族が誕生パーティーを開き楽しんでいた。その様子をビデオカメラで撮影していたところ、家族の背後を何者かが通過した。

 スロー再生で観察すると、白いTシャツにオレンジ色のスカートを身につけた伝説の怪人「タラクーン村の少女」であった。

 動画をじっくり見てみると、カメラを手持ちから固定に切り替えて3分後に、ものすごいスピードで前かがみに走る異形の少女が写りこんでいるのがわかる。まるでカメラ目線のように、ちらりと家族のほうを見る様子も確認できる。

 これはまさに野生児のリアルな姿を捉えた貴重なワンショットである。

 一方で、あまりのタイミングのよさに被写体の家族や撮影者もグルになった”やらせ説”も根強い。

 反論として、1円の得にもならないのに、なぜ公開したのかという主張がなされているが、今や衝撃的な 動画をネットにアップするだけで、アクセス数に応じた収入が得られる時代である。十分金儲けの可能性もありうる。

 この手の野生児は世界中で報告されている。「狼少女」や「チキンボーイ」「ダチョウ少年」が代表例であるが、実際には野生動物に育てられたわけではなく、ネグレクトや育児放棄に遭った子供を野生児扱いして報道していることが多いようだ。

【動画】タクラーン村の少女
https://youtu.be/cegUCoRk-vQ

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS