米人気女優シャーリーズ・セロン(41)がスパイ映画のアクションシーンの撮影に備えてキアヌ・リーブス(52)とスパーリングを行うなど猛特訓を受けた。米誌「スター」(電子版)が報じた。

 シャーリーズが主演した映画「アトミック・ブロンド」は1989年、東西ドイツを隔てていたベルリンの壁が崩壊する前夜を舞台にしたスパイ・アクション。英国秘密情報部MI6に所属する女スパイに扮して、二重スパイのリストを入手するために同僚のジェームズ・マカヴォイと協力して活躍する。

 監督はキアヌが凄腕の元殺し屋に扮した映画「ジョン・ウィック」(2014年)のデヴィッド・リーチで、激しいファイトシーンもあることから「女版ジョン・ウィック」といわれている。そうした縁もあり、ちょうどキアヌが「ジョン・ウィック」の続編の撮影に備えトレーニングをしていたことから、2人でスパーリングをしたという。

 シャーリーズはこのほど米国・テキサス州オースティンで行われた「アトミック・ブロンド」のプレミアの記者会見でキアヌとのバトルについて「キアヌと実戦のような激しいファイトをしたの。男まさりだといわれたわ」と話して笑いを誘った。さらには「撮影中に前歯を2本折ってしまって手術をした」ことも明かした。

 共演のジェームズも「撮影中に腕を骨折したけど、そのまま撮影を続けた」というからかなり壮絶なファイトシーンが見られるようだ。映画は7月に全米で公開される。