アキラ100%に未来はあるか?「裸芸」は禁断の果実

2017年03月18日 16時30分

全裸芸のアキラ100%

 ピン芸人日本一を決める「R―1ぐらんぷり2017」で、全裸芸のアキラ100%が優勝した。アキラ100%のネタは銀色の丸いお盆1枚で股間を隠し、見えそうで見えない局部を巧みに隠し続ける「絶対見えない de Show」なるものだ。

 

 この裸芸について“お笑い界のカリスマ”松本人志は、自身が出演するテレビ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「万国共通だし、世界回れると思う。東京オリンピックの開会式、いけると思う」と絶賛。同番組に出演する山崎夕貴アナウンサーも「大好き! 家で鍋ブタで練習した」と大喜びだった。

 

 R―1では昨年、同じく裸同然の格好でネタを行うハリウッドザコシショウが優勝、さらに海パン一丁の小島よしおが準優勝するなど、最近は“裸芸人”の強さが目立っている。だが芸能プロ関係者は「一度、裸のイメージが定着してしまうと、もう抜けられない傾向がある。ある意味で、裸は芸人にとって一度やったら二度と抜けられない“禁断の果実”と言えるのでは」と指摘する。

 

 例えば2015年に「安心して下さい、穿いてますよ。」のフレーズで大人気となり「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10入りを果たした、とにかく明るい安村は、昨年のR―1で裸芸を捨てて高校野球のユニホーム姿でネタを披露。何とか決勝進出こそ果たしたが、ファーストステージであっさり敗退してしまった。

 

「安村本人は『安心して下さい、穿いてますよ。』が決めゼリフである裸芸のイメージから早く脱却したかったみたいで、服を着て別のネタでチャレンジしたが、やっぱり裸のイメージが強すぎてインパクトが弱まってしまった」(同)

 

 裸のイメージはそれほど強いというわけだが、こんな証言もある。「最近の安村は『安心して下さい、穿いてますよ。』以外のネタでも裸で登場することがある。どういうわけか服を着ているとウケが悪いのに、裸になるだけで笑いが起きるんです。ネタ自体は裸と全く関係ないものなのに、裸になったら笑いが起きるので、本人も少し悩んでいるようです」(お笑い関係者)

 

 観客にとっては、服を着ている安村より裸の方が安心感があるということなのか? 考えてみると「そんなの関係ねぇ」でブレークしてから早くも10年がたつ小島も、いまだに海パン一丁のネタをやり続けているのは、裏を返せば裸のイメージが強すぎて脱却できないためだとも言える。

 

 インパクトが強い裸芸は芸人にとって、一度手を出すともう引き返せないもののようだ。