たけし 弟子・ダイオウイカ夫を強制改名

2017年03月17日 11時00分

舞台で使用した思い出のイカのかぶり物をかぶり、誓約書を見せるダイオウイカ夫

 ビートたけし本紙客員編集長(70)が、久々の強権発動だ! 弟子であるお笑い芸人・ダイオウイカ夫(47)が、たけしの命令で“やくみつゆ”に改名させられることが15日、分かった。師匠の命令にイカ夫は「殿(たけしのこと)に言われたら従うしかない」と改名を決意。漫画家・やくみつる氏(58)の許可を得るべく“1億円の誓約書”を作るなど、大混乱となった舞台裏を本紙に明かした。

 たけし軍団をはじめ、弟子の芸名をたけし自ら命名することが多い。中でもイカ夫は何度も芸名を付けられたが、そのすべてがハチャメチャだ。

 2014年7月9日に放送されたTBS系のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」では、水道橋博士(54)が「ビートたけし本気で弟子を売る気ない説」を唱え、弟子の芸名をふざけて付けていると主張した。

 確かにこれまでイカ夫が付けられた芸名は、最初が「ルビー浅丘モレロ」、その後も「大神クヒオ」「東京名物大神本舗五百年」「ダイオウイカ夫」…。さらにこのたび「やくみつゆ」になることが決まった。

 たけしから正式に改名するように言われたのは今月6日のこと。実は、イカ夫は「実は殿には今月から、“やくみつゆ”とは別の違う芸名を名乗るように言われていたんです」と明かす。

 別の芸名は、スカーレット小原庄助というもの。たけしはハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(4月7日日本公開)で、女優スカーレット・ヨハンソン(32)と共演しているが「ヨハンソンは名作映画『風と共に去りぬ』の主人公、スカーレット・オハラにあやかって付けたらしい。それを聞いた殿から去年、『芸名をスカーレット小原庄助にしろ』と言われたんです」。

 ただその時、「ゴースト――」にヨハンソンが出演することは公になっていなかったため、たけしは「キャストの発表後の3月から名乗るように」と指示。その確認のため、イカ夫が6日にたけしを訪ねると「やっぱりお前は、やくみつゆになれ」と言われたという。

 とはいえ、やくみつる氏に無断で“やくみつゆ”と名乗るわけにはいかない。イカ夫は近日中にやく氏に会い、許可を正式にもらう予定だという。名前について、やく氏も基本的には認めているが、一つだけ条件が付けられた。

「この芸名を使っている間に、薬物で逮捕されるわけにはいかない。やくさんもそこを心配されているので、誓約書を書きました。内容は『やくみつゆと名乗らせて頂いている間に薬物使用で事件を起こした場合は、慰謝料1億円を支払います』というものです」

 確かに最近の芸能界は、薬物に関する事件が多発しているだけに、この芸名ではテレビ出演などのオファーを出しづらくなりそうだが…。

「まあ僕は薬物をやるつもりはないですし、この名前でやっていきます。あと殿には『平仮名で書くように』と言われました。そうすればおソバの“薬味”と“ツユ”で、『やくみ・つゆ』と思ってくれるかもしれないと(笑い)」

 名前から“薬物に詳しい”と思われる可能性もあるが、「全く詳しくないですよ。脱法ドラッグすら何のことか分からない。誰かに会って勉強するとしても清原和博さんやASKAさんは会ってくれないでしょ!? 昔、お世話になったことがあるんで、田代まさしさんは会ってくれるかな?」

 ダイオウイカ夫という名前にも愛着はある。舞台などで使うイカのかぶり物は、ダイオウイカ夫になった時、たけしのかぶり物を作っているTBSのスタッフがプレゼントしてくれたという。

 イカ夫は「これをかぶることはもうないですかね…」と寂しげな表情を浮かべたが、それでも「殿は『やくみつゆは、芸人として最高の芸名だぞ!』と言ってましたから」。

 たけしの命令通り、今後はやくみつゆとして活動していく覚悟を固めたようだ。

【他にも面白候補】たけしが名付け親になった芸人は多いが、こんなに多くの名前が付けられたのはイカ夫だけ。

「面白い芸名を思いつくとオレの顔が浮かぶみたいです。殿が機嫌よく笑いながら寄ってくる時は改名の時ですね。ウチの嫁まで殿にジンベイザメって名前付けられてますから。背が高いので」

 最初にたけしに付けられた芸名はルビー浅丘モレロだった。「飲みの席で殿に『お前、ルビー・モレノと浅丘ルリ子に似てるな』と言われて…。この時は初めて殿に名前をもらったので、メッチャうれしかったです」

 次は大神クヒオ。

「当時、結婚詐欺師のクヒオ大佐に殿がハマってこの名前になり、その後、犬神グヒオ、太神ダヒオに少しずつ変わっていった。悪ふざけで濁点などを少しずつ増やしていったけど、太神ダヒオだともはや説明も付かないし、何の愛情も感じないので自分から『変えてください』と言いました」
 今度は東京名物大神本舗五百年になった。

「最初は大神本舗だけだったけど、ダンカンさんが『かりんとう屋みたい』と言ったら殿が『じゃあ東京名物を付けよう』、続けて誰かが『老舗だな』と言うと殿は『じゃあ五百年も付ける』。こうしてどんどん長い名前になったんです」

 さらに前述した「水曜日のダウンタウン」の中で、たけしがいくつか挙げた候補の中からダイオウイカ夫を選んだ。

「ほかは誰かの名前をもじったものばかりだったけど、ダイオウイカ夫だけが唯一、人の名前が関係なかったので。松本人志さんも『これしかないやろ』って言ってたし」

 確か他の候補は「ハゲ&前科」「壇四(だんよつ)」「スギくん」「マック赤坂見附」「放尿時宗」「ダルビッチョ」など。その中に「やくみつゆ」もあった。「その時から殿は『やくみつゆ』を気に入っていた感じでした」と言う。

★だいおう・いかお=1969年7月11日生まれ。和歌山県出身。本名・前大輔。NSC大阪校8期生。同期に千原兄弟、FUJIWARAらがいる。卒業後に上京し「ブラック・ボックス」というコンビで活動していたが、2004年の解散後、ピン芸人となる。師匠のビートたけしから多くの芸名を付けられ、近日中に「やくみつゆ」を名乗ることが決まっている。オフィス北野所属。