ディズニーの最新アニメ映画「モアナと伝説の海」がロケットスタートを切った。3年前に大ヒットした映画「アナと雪の女王」と同様に“モアナブーム”が巻き起こる可能性は十分にある。

 映画ではポリネシアの海を舞台に、少女モアナが冒険を通して成長する姿が描かれる。10日に公開され、土・日曜日の興行収入、観客動員とも、話題の「ラ・ラ・ランド」や「ドラえもん」の最新作を抑えて1位を獲得した。

「昨年公開のディズニー映画『ズートピア』と比べても、150%近い成績を残しており、興収100億円も十分に見えます」と映画関係者。

 また「アナ雪」の時と同じく、テーマ曲「どこまでも~How Far I’ll Go~」もヒット。「あのアナ雪の時の“レリゴー”旋風ならぬ“アイルゴー”旋風が巻き起こりそうです」と前出関係者。

 14日にはヒット御礼イベントが都内で行われ、映画で日本版エンドソングを歌っている歌手の加藤ミリヤ(28)がテーマ曲「どこまでも――」を初めて生歌唱した。

「とても緊張しましたが、本当に素晴らしい曲なので、これからたくさんの人に歌っていただける歌になってほしいなという思いを込めて歌いました」

 イベント中には客席から、日本語版映画で海中のモンスター・タマトア役の声優を務めているROLLY(53=元ローリー寺西)が“乱入”。「私は子供のころからディズニーのミュージカルごっこをやっていたので、初めて(ディズニー映画の声優を)やるという気持ちはなかったですね。未来永劫、日本語版のタマトア役はROLLYという名前が残るということで、人生にくいを打ったような気がしました」と感慨深げだった。