歌手で女優の上白石萌音(19)が15日、都内で行われた映画「ラ・ラ・ランド」の大ヒット公開記念イベントに出席した。

「ラ・ラ・ランド」は米アカデミー賞最多6部門を受賞。日本でも先月24日に公開されて以降、興行収入15億円を突破するなど大ヒットしている。

 上白石はストリングス奏者9人と舞台に登場すると、劇中でエマ・ストーン(28)が歌う「Audition(The Fools who Dream)」の生歌を披露した。

「自分が出ていない映画の舞台あいさつには、どういう顔で出ていいかわからない」と苦笑しながらも「生演奏で映画館で歌うのは後にも先にもないと思うので、ぜいたくに歌わせていただきました」と語った。

 もちろん、ミュージカル好きの上白石も同映画の大ファンだ。「表現者の葛藤を美しいメロディーに乗せていて、何てすてきなんだろうと思います。女優として何度もオーディションを受けるところは自分に重なるところがある。夢を追う人に寄り添う映画ですね」

 そんな上白石も夢を追う一人。歌手や女優として芸能活動をするかたわら大学にも通学する。撮影現場で勉強することもしばしばだという。それでも「気合で両立しています!」と力強い。

「私、カリフォルニアに留学するのが夢なんですよ。この映画で感じたのは、一生懸命やった道が、進むべき道だということ。4月から新生活を送る人も頑張りましょう」とエールを送った。