人気アイドルグループ・AKB48が担当する「第84回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)」の中学部の課題曲「願いごとの持ち腐れ」が11日、NHK・Eテレの「発表!Nコン2017課題曲」(午後4時)で初披露される。

“Nコン合唱選抜”の指原莉乃(24)、渡辺麻友(22)らAKB48グループ35人のメンバーが3つのパート(アルト、メゾソプラノ、ソプラノ)に分かれ、女声三部合唱を披露するという。

「これまで中学校の部の課題曲は、一昨年のSEKAI NO OWARI、昨年のmiwaと数々のトップアーティストが手がけてきた。今年のAKBは、Nコン史上初めてアーティスト自身が合唱に挑戦している。昨年まではNHKの合唱団が歌って、それを中学生たちが参考にしていたが、今回はAKBの合唱を参考にすることになる。

 本格的な合唱に挑むのは、ほとんどのメンバーが初めて。合唱指揮者の辻秀幸氏の指導のもとで1月から練習を重ね、先日には合唱バージョンのレコーディングと映像撮影が行われた。

「本格的な合唱経験がないメンバーも、辻氏が指導するとすぐに対応できていた。辻氏も『さすがに場数を踏んでいるAKB48ですね』と驚いていた」(事情通)

 11日の放送では、Nコン合唱選抜の本番収録までの過程に密着。高等学校の部の課題曲「君が君に歌う歌」は、リリー・フランキー(53)が手がけた歌詞をAKBの小栗有以(15)、SKEの後藤楽々(16)、NMBの山本彩加(14)、HKTの朝長美桜(18)の4人が朗読で紹介する。同番組での楽曲披露をもって全国の学校で約10万人の生徒の練習がスタート。各コンクールを経て、10月に合唱日本一を決める全国コンクールが開催される。