
小説家・西村賢太氏(49)が9日、都内で新刊小説「芝公園六角堂跡」の刊行記念イベントを開き、女優・南沢奈央(26)とトークショーを行った。
5年前にテレビで対談して以来、何度か交流を持ってきたという2人。西村作品は男性ファンが多い中、芥川賞を受賞した「苦役列車」で西村作品に魅了されたという南沢は、西村氏について「ひと言では言い表せないくらい大好き。表現がきれいなんです。内容は残酷だったりするけど、言葉のチョイスがほかの小説にはない」と大絶賛。新作については「新境地でした。今までと違うというか、感情移入できて身近にも感じて、熱量が伝わってきた」という。
これに西村氏は「僕の本を読んでるなんて、普通の人は言いたくないと思うんですけど、南沢さんはなかなか得がたい人だなあ」とツッコんで会場を笑わせた。
また、南沢は事務所の先輩で、芸能界を引退した堀北真希(28)について「デビューからお世話になり、女性としても女優としても尊敬していたので、その真希さんが決断したことなので、全力で応援したい」とコメントし、エールを送った。