12日に初日を迎える大相撲春場所(大阪府立体育会館)の要注目力士といえば、新入幕した“アクロバティック力士”の宇良(24=木瀬)からも目が離せない。そこで“相撲大好き芸人”のキンボシ西田(29)が「宇良に出してもらいたい決まり手ベスト3」を発表した。

 第3位は「網打ち」。

「漁師が網を投げるように、相手の差し手を取って、後ろに投げる技ですね。実はこの技は苦し紛れに決まることが多くて、狙ってできるものではない。ただ、宇良関は狙ってできる技量がある。こういう技があることを知ってもらいたいです」

 第2位「後ろもたれ」。

「背中に回られた相手にもたれるようにして、倒したり、送り出したりする技。あの高見盛さんとかも出したことがある技なんですが、これも狙ってできるものではない。見た目にもおもしろい技です」

 ベスト1は「しゅもく反り」。

「これは幕内では出ていない“幻の技”です。相手を担いで後ろに倒す(プロレスのバックフリップのような形)。巡業でも出たことないみたいですからね。この春場所で出たら、それこそ“事件”ですよ。宇良関ぐらいしか実現可能でない技。目撃した人はずっと自慢できますよ」

 相撲大好き芸人ならではのマニアックネタも。「幕下行司の木村秀朗くんです。普通は『のこった! のこった!』なんですが、彼は『ぬるぬんた! ぬるぬんた!』と言ってるようにしか聞こえない(笑い)。現地観戦やBS放送でチェックしてください!」