タレント・小倉優子(33)が、夫でカリスマ美容師の菊地勲氏(46)と離婚したことを6日、自身のブログで発表した。離婚の最大の原因は菊地氏の不倫だけに、小倉に対しては巨額の慰謝料が発生すると思われたが、実際はゼロだという。そのウラには小倉の“温情”と“常夏の島の別荘”があるようで――。

 小倉はブログで「離婚」の2文字は使わなかったものの、「それぞれの人生を歩むことになりました」と報告した。時期にも言及していないが、離婚届を出したのはひな祭りの3日とみられる。2人は2011年に結婚したが、小倉が第2子を妊娠中だった昨年8月、菊地氏が小倉の所属事務所の後輩タレントだった馬越幸子(26=契約解除)との不倫を伝えられた。

 それでも小倉はブログで菊地氏に対し「とても感謝しています」と記し、「私達が揉めているような報道もありましたが、そのような事はなく、二人で話し合い、このような結論にいたりました」と円満離婚を主張。「今後は、子供達の父親、母親として良い関係を築いていきたいと思っています」と記した。

 今後は4歳の長男と生後4か月の次男の親権は小倉が持ち、“シングルマザータレント”として奮闘することになる。

 芸能関係者は「菊地氏は不倫報道後、家族が住む東京・港区の自宅には戻っていなかった。小倉も昨年の段階で、周囲に『別れる』と強い意志を示していた」と明かす。離婚は時間の問題とみられていたためこの結末に驚きはないが、なぜ小倉への慰謝料はゼロだったのか?

 不貞で離婚に至った場合、100万~200万円の慰謝料が発生するのが一般的だが、「菊地氏が金欠気味だったのを知っているから、慰謝料ゼロは小倉なりの“温情”では。菊地氏は、昨年いっぱいで解散したSMAPを担当していたことが有名だし、06年に設立された東京・港区の人気美容院などを展開する会社の代表取締役に09年に就任しているけど、だからといってカネを持っているわけではないようだから」(同)。

 昨年から弁護士を立てずに話し合いを続けたが、小倉は慰謝料の請求ではなく財産分与を求めたとみられる。

「3年ほど前、ハワイ・ホノルルに夫婦の名義で別荘を買ったようだ。弁護士を通した離婚協議だと、財産分与は夫婦で均等に分ける“2分の1ルール”が適用される傾向があるけど、当人同士の話し合いで、ホノルルの別荘の購入は一家の稼ぎ頭だった小倉がほとんど負担したから、その不動産は小倉が取得することになったらしい」(テレビ関係者)

 ハワイは夫妻が11年10月に挙式した思い出の地で、この“常夏の楽園”が大好きだった。

 小倉は「7000万円の慰謝料を要求した」と先週、報じられたが、今月2日のブログで「全く事実にない事が報道され、私自身本当にびっくりしています」と記した。

 離婚に向けた話し合いで金欠状態の夫に情けをかけ、莫大な慰謝料ではなく不動産に妥協点を見いだしたなら、小倉の反論も合点がいく。

 現在はすでに産休から仕事復帰。5日には日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(26日放送分)の収録に参加した。ブログでは「今後二児の母として頑張っていきます」と誓いを新たにしている。