小池百合子氏vs石原慎太郎氏の“新旧都知事バトル”が「名古屋・お昼の視聴率戦争」に大きな影響を与えている。

 名古屋CBCテレビ制作の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(毎週月~金曜午後1時55分)は、3日の放送で石原元都知事の豊洲問題釈明会見をメーンで扱い、視聴率8・1%を記録。中京テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」(6・4%)を上回り同時間帯のトップに立った。

 名古屋地区で「ゴゴスマ」が「ミヤネ屋」の視聴率を上回ったのは、昨年9月19日以来2度目。前回は「ミヤネ屋」が阪神―巨人戦中継のために1時間早い午後2時55分で終了しており、“巨人戦のアシスト効果”によるものだと言われた。

 しかし、今回は各局の情報番組が石原会見を生中継する中でのトップ。それだけに「ツイッターで視聴者の意見をライブで紹介するなど、双方向の放送を展開して支持を得た」とCBCサイドは自信を深めている。

 8・1%という数字も2013年4月の番組開始以来4番目の高視聴率。実は「ゴゴスマ」では東京都の「豊洲移転問題」を大きく取り上げると「たびたびいい数字を記録しています。関心が高いのは数字に表れています」(CBC)という。

 東京都のこととはいえ、小池氏や石原氏など強烈なキャラクターが登場する話題だけに、名古屋人にとっても大きな関心事となっている模様。今後、小池氏vs石原氏のバトルが加熱すればするほど、名古屋では「ゴゴスマ」と「ミヤネ屋」の視聴率争いがヒートアップしていきそうだ。

(数字はビデオリサーチ調べ、名古屋地区)