「第40回日本アカデミー賞」授賞式が3日、都内で行われ、「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえ(43)が最優秀主演女優賞に輝いた。

 りえは式の序盤までは出席したものの、出演中の舞台と重なっていたため、終盤の最優秀主演女優賞の発表前に会場を後にした。

 事前に行われた受賞あいさつで「役を演じるというより、一つひとつの役が自分の体を通過して、爪跡を残す気がする」と語った。これまで演じたすべての役が、糧になり、抜群の演技力と評価されるまでになったようだ。

 宮沢の最優秀主演女優賞は2015年の第38回で「紙の月」で受賞して以来、2年ぶり。通算で3度目の最優秀主演女優賞となり、これは吉永小百合(71)の4度に次ぐ快挙となった。

 最優秀助演男優賞は「怒り」の妻夫木聡(36)、最優秀助演女優賞は「湯を——」の杉咲花(19)。最優秀作品賞は「シン・ゴジラ」。

 なお、主演男優賞に選ばれた「V6」岡田准一(36)と主演女優賞、助演女優賞に選ばれた宮崎あおい(31)は交際中で今週、一部で結婚報道が飛び出した。授賞式会場で鉢合わせする形になったが、会話する姿は確認できなかった。