岡山を拠点に活動しているアイドルグループ「銀玉セブン(Seven)」の倉田園子がグループ在籍中にもかかわらず、今夏発足予定のAKB48姉妹グループ・STU48(Setouchi48)のオーディションを受けていたことが発覚、グループ脱退となるなど騒動になっている。

 先月26日、倉田は「インフルエンザのため」公式ツイッターでイベント出演の辞退をアナウンス。メンバーも「早く治してね」などと心配していたが、倉田は岡山市内でSTU第1期生オーディション2次審査に参加していた。

「この模様が地元紙や動画で伝えられたことで、倉田が特定され、騒動に発展。公式ツイッターで『2月26日をもって諸事情により倉田園子が銀玉sevenを脱退する事となりました』と報告。運営側は『これ以上のコメントは一切控えさせて頂きます』としている」(アイドル誌編集者)

 他のメンバーのショックは相当だ。一ノ瀬愛梨は「いっしょに頑張ろうねって言ったじゃん。裏切られた。銀玉で有名になる、愛梨の夢壊さないでよ」(※原文ママ)と怒りをぶつけている。STU応募資格に「芸能事務所やモデル事務所に所属していない方」とあり、倉田は違反したことになる。

「昨年はHKT48の4期生合格者も『プロダクションに所属していない』との応募資格に反し、合格取り消しになった。かつてAKBでも選考過程で判明したことも。倉田は最終審査に進んでいますが、取り消しになるでしょうね」(前同)

 なぜこうした事態が起きるのか。前出のアイドル誌編集者は「全国各地にアイドルが誕生し、数は1万人以上ともいわれる。弱小事務所は露出も少なく、メンバーの不満もたまる。もっと成功の可能性のあるグループに移りたい気持ちになるのは仕方ないかも」と指摘する。未成年で社会経験もないだけに「バレないだろう」と安易に応募する場合もあるという。

 STU48は、山口・広島・岡山・兵庫・徳島・香川・愛媛の瀬戸内7県を本拠地に、船上公演を行う。HKT48の指原莉乃(24)が劇場支配人兼メンバーとして活動し、AKBの岡田奈々(19)もキャプテンとして兼任することが決定済みだ。