一人芸のナンバーワン決定戦「R‐1ぐらんぷり2017」が28日、東京・台場のフジテレビで行われ、芸歴13年のアキラ100%(42)が初優勝。史上最多となるエントリー3792人の頂点に立ち、賞金500万円を受け取ると「信じられない!」と声を弾ませた。

 アキラの芸は、裸になってシルバーのお盆1枚で股間を隠しながら展開するコント。最も気になるのはやはり、お盆を取ると股間は“モロ出し”になるのか、下着や前張りなどをしているのかだ。アキラは「大人のワンダーランド。夢と希望が詰まっている」とはぐらかして明言しなかった。

 もともと「タンバリン」というお笑いコンビを組んでいたが、2011年にピン芸人に転身。コンビ時代のネタの一つに“全裸お盆芸”があり、15年に再開して手応えをつかんだ。“全裸お盆芸”は「3年目になる」。

 過去にはお盆2枚で芸をしていたこともあり「2枚(両方)でケツを隠すミスをした」そうで、股間を“モロ出し”したという。

 お盆は100円ショップで購入した安物だが、悩みは「(使っていたお盆が)製造中止になった。今持っている15枚をどうにか(使い)回している」。

 昨年「PPAP」でブレークしたピコ太郎に刺激を受けたそう。「ピコ太郎さん(の活躍の場)が世界に行っている」。自身の芸も海外で披露した際、ウケたそうで「すごい笑ってくれる。(R‐1で)ダメなら海外に行こうと思っていた」が、一人芸大会の戴冠でブレークのきっかけをつかんだ。

 アキラは今回でR‐1は10回目の出場。これまでは前回の準決勝進出が最高だった。同い年で共働きの一般女性と2人暮らしをしている。

 15回目を迎えた今年のR‐1。司会は「雨上がり決死隊」とフリーアナウンサーの加藤綾子(31)が、審査員は落語家の桂文枝(73)、タレントの関根勤(63)、ヒロミ(52)らが務めた。