タレントの土屋アンナ(32)が23日、自身のブログを更新し、ドタキャン裁判の控訴棄却を受けてコメントを発表した。

 同裁判は、土屋が舞台稽古に参加しなかったために上演中止に追い込まれたとして、甲斐智陽監督(65)が約3000万円の損害賠償を求めて提訴し、昨年1月の1審判決で東京地裁は「舞台は準備不足で、土屋さん側に非はない」として甲斐監督の訴えを棄却。22日に行われた控訴審判決で東京高裁は1審判決を支持し、甲斐監督側の控訴を棄却した。

 土屋は「いつも応援してくれるみんなへ 長い間ご心配をおかけしました。みんなからの温かい言葉が大きな支えになっていたので感謝しています。本当にありがとう。これからも良い表現を続けていくので応援してもらえると嬉しいです。」(原文ママ)と喜びをつづった。

 また、所属事務所からも代表取締役の土屋眞弓氏名義で「この度は『誓い~奇跡のシンガー』舞台公演中止に伴う裁判では、大変長い間皆様方にご迷惑ご心配をお掛け致しましたことを心よりお詫び申し上げます。昨日の判決は、原作者の濱田朝美さんをはじめ、今日まで私共を応援して下さった多くの方々の温かいお気持ちのお蔭と思い、深く感謝しております。皆様から頂いた教えの数々を貴重な経験として活かして参ります。今後とも、ご高配を賜りたく宜しくお願い申し上げます」とコメントを発表した。

 控訴審では「裁判費用も甲斐監督側の負担とする」とし、土屋の完勝になったが、甲斐監督は上告の構えを見せている。