3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還を目指す侍ジャパンには、過去3大会にはいなかった“珍援軍”がいる。侍ジャパンの黙認応援団「偽(いつわり)ジャパン」だ。

 メンバーは参院議員・アントニオ猪木氏(74)のものまね芸人アントキの猪木のほか、巨人・坂本勇人内野手(28)のものまね芸人さかとも、広島・菊池涼介内野手(26)のものまね芸人きくっち、ソフトバンク・内川聖一外野手(34)のものまね芸人うちっかわなど、今回の本家メンバーにちなんだ芸人もいる。

「偽ジャパン」はこれまで、プロ野球の春季キャンプに足しげく通い、恐縮しながらも選手たちの前でネタを披露したり、ファンサービスしたりして盛り上げてきた。その努力が報われてか、今回のWBCでは、侍ジャパン側から“黙認”される形で応援団になった。

 アントキの猪木やさかともらは「侍ジャパン出陣式」(27日=福岡市・ヒルトン福岡シーホーク)、壮行試合(28日、3月1日=ヤフオク!ドーム)のイベントに登場予定だ。

 アントキの猪木は「元気があれば優勝できる。1、2、3度目の優勝ダーッ!」とほえ、通算3回目の世界一を目指す侍ジャパンに激烈エールを送った。