かつて惑星探査機のボイジャー2号が打ち上げられた。ボイジャーはこれまで望遠鏡で星としてしか確認されていなかった太陽系内の惑星に接近し、様々な惑星の様子を写真におさめ、地球に送り届けた。そして太陽系内でのミッションを終えたボイジャーの現在は太陽系を離れはるか宇宙のかなたへと飛び去っていく途中にある。

 そんなボイジャーには、 広い宇宙のどこかで、もし宇宙人などの知的生命体に遭遇した時のために、ある“おみやげ”が積み込まれていた。太陽系と、その中での地球の位置、そこに住む地球人がどのような姿をしているのか示す絵や図が刻まれた金属のレコードだ。レコードには世界各国の言語で「こんにちは」のあいさつなどが録音されており、ボイジャーを発見した知的生命体に地球や地球人の存在を知らせようとしたのだ。

 ボイジャー2号は2010年まで、定期的に信号を地球に送り続けていた。そんな中、信号を観測していたNASAがある奇妙な事実に気づいたのだ。NASAのケヴィン・ベインズ博士は「 地球から約150億キロメートル離れたところで、ボイジャーが突然理解できない言語でデータを送信し始めた」というのだ。

 なお、数日後には原因が判明し、ボイジャーが観測したデータを地球に送信するためのフォーマット変換システムに異常があったと判明。NASAがボイジャーのコンピューターをリセットすると、再びデータは通常通り送信されるようになった。

 しかし、その様子は「まるで誰かが宇宙探査機ボイジャー2号の通信システムをハッキングし、違うメッセージを送り込んだようだった」とベインズ氏は付け加える。宇宙人に会ったときのためのプレゼントを用意して太陽系から旅立ったボイジャーだが、実は太陽系内で観測調査を行っていた時から宇宙人に動向を監視されていたのだろうか。我々がボイジャーに起きていた異変を知る日は来るのだろうか。

【関連動画】SHOCKING!! NASA ADMITS: VOYAGER HAS BEEN HACKED BY ALIENS! 2016
https://youtu.be/n5wbhmjiLdU

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS