お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久(33)が、レスリング全日本マスターズ選手権で上位入賞を果たし、世界大会に出場することが決定した。太田は16日、今田耕司(50)、雨上がり決死隊、宮川大輔(44)らとともに都内で行われた報告会見に出席し、日本代表選出を発表した。

 太田が出場したのは「フレッシュマンズの部58キロ級」。これは30歳以上かつ社会人からレスリングを始めた選手によって争われる。

 学生時代は柔道に打ち込み、高校生の時に愛知県大会で優勝した実績もある太田は、昨年9月にレスリングの練習を開始。わずか半年足らずで、見事に入賞を果たした。これによって日本代表の座を獲得し、世界大会に出場することとなった。

 太田は「世界なんて行ったことないので、どういう状況なのか自分でも分かってないのですが、せっかくこういうチャンスをいただいたので、『炎の体育会TV』から初の世界チャンピオンを目指したいと思います」と力強く宣言した。

 ロサンゼルス五輪レスリング金メダリストで、全日本マスターズレスリング連盟の宮原厚次強化委員長(58)は「17、18歳でレスリングに転向していたら、もしかしたらオリンピックでメダルというのもあったかも」と太田の素質を大絶賛。これを受けて「東京五輪は視野に入っているか?」と聞かれた太田はちゃっかりと「目指します」と断言した。

 会見の模様は18日のTBS系「炎の体育会TV」(午後7時~)で放送される。