テレビ西日本(TNC=フジテレビ系)の番組に生出演したASKAは16日付でブログを更新。番組終了後、出演協力者たちとライブハウスに行ったことを報告した。

 番組では「良い歌を歌うことよりも、世間に受け止めていただける良い映り方をしなければならないということを考えていました」。その結果については「一生懸命、自分以上の自分を演じたのだと思っています。正直な気持ちです。それが、皆さんに、どう映ったのかは分かりません」とつづった。

 15日、午後4時50分からの番組に出るASKAの姿を捉えようと、福岡・百道(ももち)浜のテレビ西日本の前には昼過ぎから多くの報道陣が集まり、熱心なファンの姿も見られた。「ASKAが福岡県内の実家を出た」という情報が出たものの結局、ASKAは現れなかった。

 本人が登場したのは午後6時35分ごろ。テレビ西日本社屋外のレコーディングスタジオから中継する形で、山口喜久一郎アナウンサー(41)と横並びに座ったASKAは、終始落ち着いた表情で淡々と質問に答えた。

 これについては16日付ブログで「誰にも邪魔をさせてはならないという計らいでした。出演におきましては、いろんなことが秘密裏に行われました」と明かした。

 局名が書かれた中継車がスタジオの前にあっては報道陣に気づかれてしまうとして、「TNCの局長さんは、隣のビルにアンテナを立たせて(原文ママ)いただくため、交渉に向かってくださいました」。そのビルの会社の社長が偶然にも、同局長の学生時代の先輩だったという。

 生姿を待っていたファンを落胆させたが、混乱なく出演を終えたASKA。次の“露出”は、17日発売で一部書店では既に店頭に並んでいるという著書「700番 第二巻 第三巻」となる。