アフロヘアがトレードマークのミュージシャン「レキシ」こと池田貴史(42)が3日、都内で行われた「百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録応援大使任命式」に出席し、松井一郎大阪府知事(53)から任命証を受け取った。

 これまで一貫して日本の歴史を歌ってきたレキシは、この日のために作った前方後円墳形のかぶりもので登場。

「やっときた! こういう大使になりたくて活動してきた。コンサートのチケットが即売とか、武道館とか、そういうことはどうでもいい。古墳か古墳近くでコンサートをやりたかったが、大使に任命されたことでそれもかなうかも」と大喜びした。

 松井知事も「史上最強の応援団を得てありがたい限り。これでだいぶ知名度も上がるはず。レキシさんの人気にすがりついて、何とか世界文化遺産にしたい。ぜひ、仁徳天皇陵、応神天皇陵が大阪にあるぞ、ということを世界中にとどろかせていただきたい」と満足げだった。

 同古墳群は大阪の南部(堺市、羽曳野市、藤井寺市)にまたがっており、89基の古墳が現存している。全国に16~20万基あるといわれる古墳のうち、墳丘長が200メートル超えのものは全国に約40基あるが、そのうち11基が同古墳群に集中している。

 イベントは2016年M―1王者のお笑いコンビ「銀シャリ」が司会を務めた。