お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(36)が3日、日本テレビ系「ダウンタウンDX」に出演し、“当て逃げ事故”で謹慎中の相方・井上裕介(36)の近況を語った。

 ダウンタウンの浜田雅功(53)、松本人志(53)ら出演者から事故当時を聞かれた石田は「(事故を起こしたとされる)次の日(昨年12月12日)に連絡を受けたが、まさか『ヒットエンドラン』してるとは思わなかった」と語った。タクシー当て逃げは大騒動となり、井上は謹慎処分に。同16日、石田は「このたびは、大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした」と謹慎中の相方に代わり深く頭を下げ謝罪。ファンに向かって「僕たちの一番いいパフォーマンスは漫才だと思っているんで、また一緒にできるように、ゼロからのスタートのつもりで頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします」と声を絞り出した。

 石田は「最近は僕より、一般の方が気を使ってくれます。道を歩いていると、向かいから歩いてくる人が当てちゃいけないと思っているのか、よけてくれるんです」と事故後に周囲の扱いが激変したと告白。「タクシーに乗ったときに運転手さんから『何か気まずいですね』と言われます」というエピソードでスタジオを笑わせた。

 井上とLINEのやりとりをしている石田は「ちょくちょくムカつくことがあるんです」とひと言。それから「僕は(謝罪会見で)ゼロからのスタートと言ったのに、井上からきた(LINEメッセージは)『1からやり直すつもりで頑張っていこう』。俺はゼロなのにアイツは1から。一歩先なんですよ!ここでも追い抜いとるんです」と井上のメッセージに納得がいかない様子。昨年大みそかにきた「良いお年を」のメッセージにも腹が立ったと話した。

 石田純一(63)に「今は何をしているの?」と直球質問を投げかけられた石田は、戸惑いの表情を見せながらも相方の現状を語った。ずっと会っていなかったが、収録の2日目に抜き打ちで会いに行ったそうで「率直な感想を言っていいですか?やせても太ってもなかった。ひげもぼうぼうかなと思っていたが、奇麗に剃っていて肌の状態は良かった」という。

 井上は1日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された。広報担当者は「書類送検後、検察が処分を出して初めて“刑事処分の確定”となる。それまでは活動自粛は続けます」と説明している。