女優・有村架純(23)主演で4月にスタートするNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の「東京編」新キャスト発表会見が先月30日、東京・渋谷の同局で行われた。

 発表された新キャストは宮本信子(71)、佐々木蔵之介(48)、和久井映見(46)、やついいちろう(42)、佐藤仁美(37)、松本穂香(19)、藤野涼子(16)、磯村勇斗(24)、竜星涼(23)、小島藤子(23)、八木優希(16)の11人。

 有村は「茨城編とガラリと人が変わったので楽しみ。みなさん、現場での熱量がすごい。『家族っていいな』とか『友達っていいな』とか、たくさんの『いいな』が詰まっている。それを感じてもらえればうれしい」とアピールした。

 このドラマは、東京五輪が行われた1964年が舞台。有村は下町の洋食屋「すずふり亭」で働くが、そこで作られる料理はかなりこだわりのあるものとなっている。制作統括の菓子浩氏(48)が舞台裏を明かした。

「料理指導には、有名シェフとして知られる菅沼豊明さんにお願いしています。菅沼シェフはかつてバラエティー番組『料理の鉄人』で鉄人・中村孝明氏を破った方。佐々木さん、やついさん、磯村さんは猛特訓させられました。ヤケドしたり、指が血だらけになったり。特に磯村さんはキャベツを持ち帰り、千切りの練習を家でもやってキャベツばっかり食べていたそうです」

 佐々木が「料理が“いい表情”になってきた」と独特の表現をするシーンがあるが、それは菅沼氏のセリフを丸パクリしたものだという。

 熱い現場でキャストを束ねるのが有村だ。

「彼女を軸に人がまとまるんですよ。笑顔に集まるんでしょう。おかげで収録は順調にいっています」(菓子氏)

 菓子氏と有村は、社会現象を巻き起こした13年の「あまちゃん」でも一緒に仕事をした間柄。「あまちゃん」同様、今回も話題性のあるドラマになるに違いない。