昨年12月、北海道での交通事故で重傷を負い、活動を休止していた「EXILE」のMAKIDAI(41)が31日、メーンパーソナリティーを務める日本テレビ系「ZIP!」に約1か月ぶりに復帰し、事故当時の状況を語った。

 MAKIDAIは、総合司会の桝太一アナウンサー(35)と川島海荷(22)とともに屋外でのオープニングに登場。桝から「おかえりなさい」と声をかけられると「ただいまです。無事に帰ってまいりました」とあいさつし、元気な姿を見せた。

 番組中盤には事故当時や現在の状況を報告。現在は「まだ完治していない。歩いたりジョギングしたりはできるが、骨がくっついていないので激しい運動はできない状態です」と説明した。

 事故について「ショックで(直前と直後の)記憶が飛んでしまっていた。倒れているところをマネジャーに起こされて意識が戻った」という。「頭に熱いもの(血)が流れているのと、とにかく胸が痛くて苦しかった。担架で運ばれながら、(病院の)ゆがんだ天井をなんとなく眺めていました」と搬送中の心境を明かした。

 函館の病院に運ばれ手術を受けたMAKIDAIは翌日からリハビリを開始。「自分の力で立つのが目標で、補助器をつけて4日目にヨチヨチ歩きできるようになった」と医師も驚くほどの回復だった。見舞いに訪れたEXILEのリーダー・HIRO(47)は、歩く姿を見て「少し安心した」と笑みを見せたという。「それを見て、もっと頑張って歩けるようになって、早く復活しようという希望が湧きました」(MAKIDAI)

 東京の病院に転院してからは「8キロの鉄アレーとかを使ってトレーニングをしたり、スクワットなどをしました」とリハビリは順調に進み、今月20日に退院した。

 MAKIDAIは「自分が苦しいとか痛いというのもあったが、予定していたライブができなくなってしまった。それを楽しみにしていた方々、メンバー、スタッフの皆さんの心を察すると本当に苦しい気持ちでした」と、入院中の心境を明かした。それでもメンバーが活躍しているのを見て、改めて音楽やエンターテインメントが自身のパワーになっていることを実感。「自分がその世界でお仕事をさせていただけるという喜びをかみしめて、少しずつでも恩返しできるよう頑張りたいという強い思いが生まれました」と語った。それから「自分とDJDARUMAは退院して、少し早く復帰させていただいた。VERBALくんは入院したままですが、元気にリハビリや仕事に前向きに挑んでいます。一日でも早く、みんな揃って完全復活を目指して頑張ります」と力を込めた。

 MAKIDAIは「PKCZ(R)」のメンバーVERBAL、DJDARUMAらと昨年12月24、25日に札幌ドームで行われる予定だった「三代目 J Soul Brothers」のコンサートに参加するため函館から札幌へ陸路で移動中に車両同士の事故に遭い、肋骨骨折などの重傷を負った。