テレビ朝日の4月期番組改編では、「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(月曜午後8時)」の土曜午後10時枠への移動のほか、人気フリーアナウンサーの高島彩(37)をキャスターに据える「サタデーステーション」が同午後9時から新たに放送される。これで注目されるのが土曜午後9時の2時間ドラマ枠「土曜ワイド劇場」の扱いだ。

 サタデーステーションの今春スタートを受けて、ネット上では「土曜ワイド劇場ってなくなっちゃうの?」「これからも同じように続いてほしい」などと番組ファンの声がツイッターで寄せられている。「地震があっても、見続けます」とのツイートも見られるほど熱い視聴者もいる。

 テレ朝看板の土曜ワイド劇場は1977年7月に「時間よ、とまれ」で始まった。故渥美清さんが刑事を演じた犯罪捜査ドラマで、市原悦子やガッツ石松らが共演。文化庁芸術祭のテレビドラマの部で優秀賞に輝いた。

 以来、「西村京太郎トラベルミステリー」や市原の名を広めた「家政婦は見た!」など数々の人気シリーズを生み出した。サスペンス系では犯人捜しが話題になり、故藤田まことさんら常連俳優も人気を呼んだ。一部では時間帯を変えて継続と報じられており、7月で40年の節目を迎える今年、大きな変化を迎える。