「ホワイトハウスを爆破したい」。米人気歌手マドンナ(58)が21日、米国の首都ワシントンで行われた「女性大行進」に参加し、20日に就任したトランプ大統領批判を全開させた。

 集合場所はワシントン記念塔やスミソニアン博物館が並ぶ緑地帯ナショナルモールの一角。ステージが設けられ、朝から著名人や女性活動家がトランプ氏を非難する演説を次々と行った。

 マドンナは、トランプ氏は「専制君主」だと批判し、「爆破」まで言い放った。ハリウッド女優アメリカ・フェレーラ(32)は、自分の名前をもじって「われわれこそがアメリカだ」と叫ぶと、大歓声が上がった。

 小雨が舞う広場。群衆はみるみるうちに膨れあがり、抗議のシンボルであるピンク色のニット帽をかぶった女性らが埋め尽くした。主催団体は参加人数を20万人と予想して当局に届けていたが、50万人規模に拡大した。