俳優・妻夫木聡(36)、女優・満島ひかり(31)、石川慶監督(39)らが22日、都内で行われた映画「愚行録」(2月18日公開)の舞台あいさつに出席した。

 同映画は、作家・貫井徳郎氏(48)の同名小説が原作。絵に描いたような幸せな一家の惨殺事件が起こり、妻夫木演じる週刊誌記者が事件の真相に迫るという物語だ。

 妻夫木は「ある新聞社にお願いして事件記者のことをいろいろ聞きました。取材で相手から話を聞き出すのに、自分の態度を変えるというのが勉強になりましたね」と語った。

 妹役の満島とは過去に何度も共演しているだけに息もピッタリ。「あえて役作りはせず、その場で生きることを心がけた」こともリアルな演技につながったようだ。

 一方の満島も「一度、妻夫木さんに『不安だけど、面白いかも』とメールしたことがあったんですよ。で、最後に『愛しているよ』と書いたら『愛してるよ』と返ってきましたね(笑い)」。こんな冗談を言い合えるのも、互いに相手を知り尽くしているからだろう。

 だが、5~6年前はここまでの関係ではなかったという。満島はある映画の舞台あいさつで仏頂面をした時、当時共演した妻夫木とのこんな“愚行エピソード”を明かした。

「(私の表情を見た)妻夫木さんから『あのね、マスコミの皆さんはいろんな取材をやって、疲れてここにきている。怒っている顔はせず、大人の対応をしなきゃダメだ』と怒られたんです」

 今ではすっかり信頼し合った2人の演技は要注目だ。

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