
映画「キル・ビル」などで知られる米人気女優ユマ・サーマン(46)が、元婚約者のフランス人大富豪アーパッド・ブッソン氏(53)から150万ドル(約1億7000万円)の婚約指輪の返却や子供の共同親権を求めて訴えられた。米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)が報じた。
ロンドンを拠点に事業を展開するブッソン氏は2008年に婚約したが、09年に破局。その後、寄りを戻して再び婚約して12年に2人の間に女児ロザリンド(愛称ルナ)が生まれたが、結婚はしないまま14年に破局した。
そこで、ブッソン氏はユマに贈った8カラットのダイヤの婚約指輪を返すよう求めた。しかし、ユマは返そうとしなかったという。また、娘との面会を不当に制限したと主張している。
ユマが話し合いに応じなかったため、ブッソン氏はユマに婚約指輪の返却や娘の共同親権を求めてニューヨークのマンハッタン高等裁判所に提訴。17日(米国時間)、2人が出廷して審理が行われた。
ブッソン氏は証人尋問で「婚約指輪はどうなっているのか?」と聞かれて「ユマはまだ指輪を持っていると思います」と答えた。そして「返してほしいのか?」という質問に「イエス」とキッパリ。
ユマは居心地が悪そうな表情でブッソン氏の証人尋問を聞いていたという。
娘の親権についてはユマが持っていて、ブッソン氏はニューヨークでの面会が認められている。しかし、共同親権を獲得して彼の家があるバハマやロンドンで娘と会うことを望んでいるという。
次回の審理は1月第4週に行われ、ユマ側が反論するとみられる。
果たして婚約指輪の返却は認められるのか、裁判の成り行きが注目される。