吉本新喜劇女優の浅香あき恵(60)が19日、大阪市の吉本興業本社で「芸能生活40年記念 あき恵ちゃん祭り〜未来に向けてがんばルンバ〜」(3月25日、なんばグランド花月)の開催会見を行った。

 司会を務めた西川忠志(48)から「今日、あき恵さんは一番お気に入りの衣装で登場されます」と紹介されると、ミツバチアイドル・ハニーちゃんの衣装をまとった浅香が登場。「以前、新喜劇でアイドルの役をやって最高に気持ちよかったから」と衣装をチョイスした理由を明かしたが、笑いの止まらない忠志から「60歳やのに、よく恥ずかしげもなく着られますね」と突っ込まれた。

 浅香は女優になるため、文学座のオーディションを受けたが失敗。翌年もチャレンジするつもりでいたとき、知人に誘われ新喜劇入りした。マドンナとして活躍したが「吉本新喜劇やめよっカナ?キャンペーン」で一度退団。1年半で復帰し、結婚、出産を経験した。当時について「あのころは、私に必要な流れだったんだと本当にそう思います。流れに乗りだしたらいいように動く。それなら流れを大切にしよう、冒険しないといけないと思うようになりました」と振り返った。

 そんな浅香も、今は新喜劇で「鼻の脂」をいじられる不細工キャラが浸透している。本人は「これ、脂じゃないんです。汗なの!」と力説したが、忠志から新喜劇で黒いカバンであき恵の顔を叩いた際、カバンの表面に鼻形の油ジミがクッキリ残ったという話や、「脂とり紙を何枚使ったらあき恵の鼻から脂が消えるか」を実験したところ、脂とり紙の枚数が100枚を超えたというエピソードを暴露され笑いを誘った。

 また、浅香が全面プロデュースする同公演ではゲストに博多大吉(45)を迎える。大吉との縁については「大ちゃんが19歳の時、博多温泉劇場というところで新喜劇公演をやったことがあり、座員は楽屋で寝泊まりしていたんです。その時に、博多華丸・大吉が私たちに付き合って一緒に寝泊まりしてくれたんです」と明かした。