元サッカー日本代表の中田英寿氏(39)が18日、都内で行われた「シーバスリーガル18年 ゴールドシグネチャー・アワード 2017 Presented by GOETHE」の授賞式に出席した。

 このアワードは、スコッチウイスキー「シーバスリーガル」で知られるペルノ・リカール・ジャパン社と雑誌「GOETHE(ゲーテ)」を出版する幻冬舎が主催するもので、本業のビジネスの成果を通して社会に活力を与えると同時に、社会貢献した人物に贈られる。2011年から始まり、今回で7回目だ。中田氏は、事業会社の代表として日本酒を世界に広める活動が主に評価され「ビジネスイノベーション カルチュアル部門」を受賞した。

 現役時代、帰国時のファッションが“成田コレクション”と称された中田氏だけに、この日もスタイリッシュなスーツ姿で登場。「僕は好きなことをやっているだけなので、ビジネスは二の次です」とクールにコメントした。

 中田氏といえば先日、国際サッカー連盟(FIFA)の評議機関であるIFAB(国際サッカー評議会)でサッカー諮問委員を務めることが明らかになったばかりだ。そのことをMCから問われると、うれしそうにこう語った。

「IFABではサッカーのルールを決めるんですが、面白い。この間もビデオジャッジを導入する話が出たんですが、カメラ設置にもコストがかかる。どのレベルで入れるのか。1部なのか2部なのか。あるいはレフェリーの権限とどっちが上なのかなどが議論されていて面白い。サッカーのことをやっているのに、サッカーと関係ないことまで勉強していますから」

 だが、指導者や解説者などについてはまるで興味なし。「僕はサッカーやるのは好きだけど、コメントしたり、教えたりするのは好きじゃない」とキッパリ。「今後、サッカー界をこうしたいという考えはありますか」と問われても「全くないです」と“中田節”は相変わらずだった。