「会計前にパンを食べる」動画を投稿していたユーチューバーが、ネット上で批判を受け炎上している。18日放送のTBS系朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」ではこうしたユーチューバーの迷惑行為を特集した。

「チェーンソー男」「おでんつんつん」など、投稿された動画が話題になっているが、番組で取り上げたのは「精算前にレジの前でパンを食べ、それから代金を支払う」というもの。この投稿者はほかにも「回転寿司で皿を取らず、流れているすしをそのまま食べる」「有名人のサインが書かれた飲食店の壁に無断でサインする」など問題作をアップしている。

 番組によれば、この迷惑ユーチューバーは昨年まで芸能事務所に所属していた元芸人だという。番組ではサインした店を特定し、店主への直撃インタビューを紹介した。インタビューで店長は元芸人の知人であり、壁にサインするのも「有名人だけに限っていないので特に問題ない」とコメント。しかも、サインすることを知っていたばかりか撮影にも協力しており、元芸人が「勝手にサインした」というストーリーに仕立てたものだったのだ。

「チェーンソー男」「おでんつんつん」など再生回数アップ狙いの過激作品が炎上するケースが増えている。コメンテーターのテリー伊藤氏(67)は「テレビはスポンサーとかプロデューサーとかいろいろ制約がある」と説明。迷惑ユーチューバ?については「テレビより面白いものもある。これは止められない。もっと出てきますよ。ユーチューブ側が規制を真剣にやってくれないと、つけあがる」と規制の必要性を訴えた。

 コメンテーターのオリエンタルラジオ・中田敦彦(34)も「ルールができていないので、こういう件は増えると思う。ユーチューバ?を保護するためにもルール作りを急いでもらいたい」とコメントした。