小池百合子東京都知事(64)がタレントの石原良純(55)にかみついている。16日午前、テレビ各局が豊洲市場の地下水から基準値以上のベンゼンなどが検出されたことを特集していた。

 小池氏はツイッターでテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の画像を添付。「問題の本質に触れず、調査会社選びに話を向けていることが興味深い。別人格とはいえ、コメンテーター選びにこそ違和感あり」とつぶやいていた。

 これが良純のことだった。小池氏に対して「大年増の厚化粧」と放言した石原慎太郎元都知事(84)の息子であり、小池氏からすれば「豊洲にコメントするなら親父を連れて来い!」と不満があっても不思議じゃない。

 12日のツイッターでも「別人格とはいえ、コメンテーターらしき人に、親の負の遺産を無視して都政について語らせるのはどうかと思う」とやはり良純をやり玉に挙げていた。豊洲移転問題も東京五輪・パラリンピックにまつわる問題もすべて慎太郎氏から始まっているので怒り心頭だろう。

 とはいえ本人も指摘するように親子は別人格である。ツイッターでも「トランプ化してる」「器量が小さい」と批判が出ている。都政関係者は「小池氏はああ見えてマスコミをすごく気にするのです」と話した。

「以前、五輪会場見直しで有明アリーナについてマスコミが『エスカレーター設置をやめる』と書きました。後日、小池氏は自分から『エスカレーターを取るのはアスリートによくない』と言及しました。関係者は寝耳に水で困惑していましたよ」(前出都政関係者)

 横浜アリーナ断念が事前に報じられたときも、それを覆そうとしていたができなかった。

「報道の通りにはしたくないみたい。マスコミを気にしすぎる悪癖がある」(同)

 批判されてしまっているが、良純が何を言おうが放っておけばいいのに…。