“最強の地下アイドル”仮面女子が15日、東京・秋葉原の常設劇場で千葉県いすみ市の観光大使「いすみ大使」に任命された。さらに太田洋市長(68)から、今年5月に同市で行われる「サーフタウンフェスタ」でライブを開催するようオファーを受けてリーダーの桜のどか(26)が快諾する一幕も。今後はこれだけでなく、東京五輪サーフィン会場でのライブ開催、さらにイメージキャラクター就任という野望もあるという。

 仮面女子が太田市長と出会ったのは、昨年8月のこと。東京・秋葉原で開催された「第2回全国ふるさと甲子園」に出演した際、太田市長が仮面女子の控室に間違えて入り、部屋でお茶を飲んでいたことがきっかけだった。そんなことが縁となって接点ができ、昨年11月には「いすみ萌え大使」という謎の肩書を授かっていた。

 この日は晴れて、いすみ市の観光大使である「いすみ大使」に就任。太田市長から正式に委嘱状が手渡された。

 いすみ市をロケ地にして現在製作中の映画で共演する元柔道家のタレント・篠原信一(43)は、「いやー、仮面女子に務まるかなあ。オレの方が務まるんじゃないかなあ。仮面女子、大丈夫かなあ…」と、やっかみながらもVTRで“祝福”。また「いすみ大使」の先輩であるドロンズ石本(43)も登場して、仮面女子の就任を祝った。

 これまではいすみ市とは全く縁もゆかりもなかった仮面女子だが、太田市長は「何より誠実なのがいい」と“最強の地下アイドル”を高く買っている。今後はタイアップイベントが増える見込みだ。

 太田市長はさっそく「いすみ市は、隣の一宮町と並んでサーフィンが盛ん。5月の『サーフタウンフェスタ』では、ぜひライブを開催していただきたい!」とオファー。これに対し、仮面女子のリーダー・桜のどかも「私たちはいつでも大丈夫です。やらせてください!」と快諾した。

 グループの関係者はこのオファーに対し、「急なことなので何も決まってないが、実現に向けて動きたい」と明言。さらにそれだけではなく「いすみ市は一宮町と合同で2020年東京五輪のサーフィン会場になることが正式に決まった。これを機にいすみ市との関係を深めて、五輪会場でのライブ開催にこぎつけたい!」と、さらなる野望までブチ上げた。

 グループのメンバーには、サーフィンを得意とする神谷えりな(25)がいる。そうなるとライブ開催だけでなく、東京五輪サーフィン会場のイメージキャラクター就任まで視野に入ってきているのだ。

 太田市長がライブ開催をオファーした5月の「サーフタウンフェスタ」は、プロだけでなくレベルに応じてアマチュアも参加できるイベントのため、神谷が出場するプランまで浮上しており、イメージキャラクター就任に向け、いすみ市との関係構築に努める意向だ。

 仮面女子はこの日、いすみ市をテーマにした楽曲「ISUMI~四季彩の街で~」をファンの前で初披露。いすみ市のご当地ソングとして根付けば、東京五輪でライブ開催、さらにイメージキャラクター就任という野望にグッと近づきそうだ。