一昨年の北斗晶(49)に昨年の小林麻央(34)、このところ芸能界は“乳がんショック”に見舞われている。この恐ろしい病気に10年前、襲われながら克服したタレントの山田邦子(56)が、乳がんからの完全生還を記念しプロレス団体「ノア」と“タッグ”を組み、24日に東京・後楽園ホールで「新春やまだかつてないNOAH」を開催する。大のプロレスファンとして知られる山田だが、当日にどんなパフォーマンスを見せるのか? ひょっとしてプロレスデビューもある? 本紙は山田を直撃した――。

 ――なぜプロレスの大会を、後楽園ホールで開くことになったのか

 山田:2007年に乳がんをやりまして。年が明けたら10年になりましたので、もういい加減、快気祝いをしようと。だったらド派手にみんなで「おめでとう!」とやるには、日ごろ一番好きなイケメンたち、ノアの選手とやるのが一番いいんじゃないかと。

 ――プロレス大好き

 山田:本当にプロレスが好きで、(プロレスのおかげで)元気になったの。(会場で)大きい声を出したりすることがストレス解消になって、免疫力が高まるんですよ。体で悪いところ? 何にもない。薬も飲んでいない。検診には行きますよ。それだけです。絶好調です。だから私の快気祝いなんです。こういう大きい、華やかなことをやりたかったんです。

 ――丸藤正道らノアの選手による試合と、山田が呼んだ「360°モンキーズ」ら芸人によるお笑いのコラボ大会

 山田:カードは丸藤さんに考えてもらっている。4試合ぐらい。私もつなぎで、出し惜しみしないでバスガイド(のネタ)もやりますし、モノマネもやります。

 ――ノアとの関係は

 山田:私がノアを好きになってから、3~4年くらいなんですね。ファンの人たちから聞いたら、前は結構ファン感謝祭があったんですって。ファンとの触れ合いとか。だからそういうのを入れますと。

 ――具体的な内容は

 山田:女の子の夢というのはですね、お姫様抱っこ。抽選で誰に当たるか分からないんですけど、男の人が当たるかもしれませんが、お姫様抱っこを好きな選手にしてもらうとか。サイン入りのTシャツがもらえるとか。チョップをしてもらえるか、するか。憧れの選手に何かおねだりできるとかね、そういうのもやろうと思っています。

 ――ポスターも出来上がった

 山田:ポスターができて初めてその気になってうれしかった。ポスターも貼りに行って。自分の顔と丸ちゃん(丸藤)の顔を並べて作ってくれて、本当にうれしかった。

 ――ポスターはまるで丸藤と試合をするみたいな構成になっている。まさかの試合出場も?

 山田:それがね、考えたんですけど、やっぱ無理だと思う。何ができる? ネタはやりますよ。紙テープは投げてもらいたいですね。

 ――とは言っても、すでにコスチュームを用意しているとか?

 山田:風間ルミちゃんとか、ダイナマイト関西さんが貸してくれると言うんですけど…いや、着ないわ。でも丸ちゃんが覆面を作ってくれたんです、スイカの。試合をやれってこと?

 ――やはり戦う

 山田:そういうことですよね。みんなに言われるの。みんな私がプロレスやると思ってるのよ。何とかしようか。まずいよ、日にちがないよ。死んじゃうよ、本当に。言っても(今年で)57歳ですからね。一応、今回は出ないけど、金丸義信にトレーニングつけてもらってるんですよ。ウエートですよ。30キロしか上がんないもん。ケガするよ。(試合で)私のチームと丸ちゃんのチームで分けるんで、セコンドはやりますよ。トランプ氏(次期米大統領)みたいに…。(自分は)カルタくらいで。まずいなあ。