元AKB48の山本亜依(21)が11日、都内で行われた主演舞台「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」の公開ゲネプロに登場した。

 山本は昨年5月にAKBグループを卒業。今回の公演は初舞台にして初主演を務めるだけに、意気込みは十分だ。「かなりタイトなスケジュールでした。顔合わせがあったのは12月の初旬。それから一気に詰めましたね。30日から3日まではお正月で稽古はお休みだったんですが、おせち料理の横に常に台本を置いていました(苦笑い)」

 物語は今から10万年後の地球。環境の悪化で世界が水没していく中、クローンや機械人間たちと力を合わせ、少女たちがロケットで地球を脱出するというSF作品だ。2012年に初演され、大きな評価を得たため今回の続編となった。

「ガールズ演劇としてはなかなかハードです。元気なシーンもあれば、切ないシーンもあって、難易度の高いものを要求した。それだけドラマ性が濃くなり、前作より感動は5割増しになりました」(演出の松本陽一氏)

 女子学生を演じる山本は、初舞台とは思えないほど堂々とした演技を披露。終わった瞬間は思わず涙があふれた。「みんなの顔を見たら、稽古を思い出して感動して泣いてしまいました。ゲネプロを終えてみて、本番はもっとよいものが届けられると思う」

「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」は11~15日、東京・品川区の六行会ホールで全8公演が行われる。