小池百合子東京都知事(64)が9日、都内で行われた障害者スポーツイベント「チャレスポ!TOKYO」に出席。ダンスボーカルグループ「EXILE」メンバーと、パラリンピックの種目でもある「ボッチャ」で対決した。

 ボッチャはカーリングのような競技で、ジャックボールという目標となる白い球に向かって、交互に赤や青の球を投げていかに近づけるかを競うスポーツだ。

 かねて都庁内にボッチャチームをつくると宣言し、公務の合間を縫って練習を行ってきた小池氏は、リオ五輪女子重量挙げ48キロ級銅メダリストの三宅宏美(31)とチームを結成。対するEXILEチームからはUSA(39)とTETSUYA(35)が挑んだ。

「初ボッチャなんです」と緊張気味のUSAに対し、小池氏は「秘密練習をしていました。都政の見える化をやっていますが、これは秘密です」とニヤリ。リオパラリンピックのボッチャ混合団体で銀メダルに輝いた廣瀬隆喜(32)から技を伝授されたという。

 どう考えても小池氏チームが有利…と思いきや違った。初ボッチャのUSAはバックスピンをかけるなどスーパープレーを連発。USAの活躍でEXILEチームが快勝した。ショックの小池氏は「EXILEは秘密練習したんじゃないの?」と悔しそう。USAは「本当に初めてです。コソコソ練習してないです」と弁明した。

 対決後、小池氏は記者団に「秘密練習したのに負けてしまいました。今日はパラリンピックの競技を体感してもらうことで関心と期待を高めたかった」とイベントの意義を訴えた。