歌手で作曲家の宇崎竜童(70)が8日、都内で行われた「エルヴィス・プレスリーの生誕祭」にゲスト出演。音楽評論家の湯川れい子氏(80)とトークショーを行った。

 2人は小泉純一郎元首相(75)らと1987年にプレスリーさんの銅像設立に尽力した発起人で、お互いにプレスリーさんに対する思いは並々ならぬものがある。

 トークショー冒頭から熱い話が飛び交うかと思いきや、湯川が「まず、明治大学の軽音(サークル)で阿木さんと出会われたんですね?」と全く関係ない話でいきなり不意打ちを仕掛けた。

 妻で作詞家の阿木燿子氏(71)とのなれそめについて聞かれた宇崎は「(サークルの)勧誘で声をかけて、ひと目見たとき、奥さんになる人だと思った」と答えて苦笑い。さらに「あなたと私は結婚することになっていますから」とプロポーズの言葉まで披露させられてタジタジだ。

 気を取り直して本題に戻った宇崎は、小学校時代にプレスリーさんの「ハートブレークホテル」を口ずさんで教師に怒られたエピソードを披露。後日、プレスリーさんのファンだった若い女性教師にレコードを持ってくるよう頼まれて、学校に持っていったところ「1台しかなかった機材で流したら校庭中に流れちゃって…。今だったら謹慎ものだった」。少年時代からプレスリーさんとは“深い関係”があったようだ。

 その後はこの時のエピソードを想起させる「宇崎竜童&RUコネクション with 井上堯之」時代の曲「when i was just a kid」を弾き語りしてトークショーを締めくくった。