昨年の芸能界は“ゲス不倫”と“薬物”ばかりが話題となった。ASKA(58)が2度目の逮捕(不起訴)、人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)に出演した成宮寛貴氏(34)にはコカイン疑惑が持ち上がり、芸能界を引退するという驚きの展開を見せた。本紙が追跡取材を続けたところ、東京・港区内で夜な夜な有名タレントたちが集い、いかがわしいパーティーが開かれている店が判明。しかも「売人筋の情報」として人気歌手や人気俳優、元アイドルなどの薬物疑惑が浮上。中でも衝撃的なのが某芸人が売人をやっているとの情報だ。

 写真週刊誌「フライデー」に成宮氏のコカイン疑惑が掲載されたのは昨年12月初めだった。この情報は、成宮氏の元友人が同誌に持ち込んだもの。その成宮氏は本紙既報通り、東京・港区西麻布にある“会員制秘密クラブ”に出入りしていたことがわかっている。

 以前、そのクラブで成宮氏と何度か遭遇したことがある男性が明かす。

「そこは一見さんお断りで看板も出てない地下のクラブです。クスリ好きが集まることから“クスリ箱”といわれてる」

 そんないかがわしい店を常連として利用しているのが、1990年代後半から活躍している人気シンガーXだというから聞き捨てならない。「常連=クスリの常習者」と決まったわけではないものの、疑惑を持たれるのは火を見るより明らか。警察が成宮氏のコカイン疑惑に大きな関心を寄せているとの情報があることからXにも今後、捜査の手が伸びるのは間違いないだろう。

 また、そのクラブ近くにある会員制ラウンジバーで昨夏前、近隣の飲食店関係者はとんでもない光景を目撃していた。

「夜中に行ったら、ピン芸人Pとか、中堅コンビの片割れQとか、お笑い系が何人かで地下の個室席にいたの。“へぇ~コイツらも来るんだぁ”って思ったら、チョ~葉っぱ(大麻)臭くて…。Pは便所にこもったきりなかなか出てこねぇし。その中堅コンビは最近、西麻布・六本木かいわいで先輩、後輩タレントとよく遊んでいて、ラウンジの個室に入り浸ってるやつらなんてみんな何かヤッてるよ。便所で出くわすと、瞳孔ガンガン開いちゃってるもん(笑い)。最近露出が少ない芸人Uがプッシャー(売人)って話だよ」

 かいわいには“クスリ箱”と化した店が他にもあるという。

「Pと付き合いのある人気スポーツ選手が葉っぱ(大麻)を吸ってたバーは昔から芸能人御用達。元アイドルRとか、今結構人気があるグループのメンバーとか常連だよ」

 もう一軒は「常連だけ集めてドラッグパーティーをやるような“ジャンバー(ジャンキーバー)”。元人気アイドルなんかが来てた」という。

 こうした怪しい飲食店で出回るパーティードラッグのほかに、覚醒剤に手を出す芸能人となるとさらに深刻だ。

「シャブなんて、なかなかやめられませんよ」と言うのは、ドラッグを使用した過去があり、売人の友達が複数いる男性。

「僕の知り合いの売人のお客さんです。六本木かいわいで過去に起きた芸能人絡みの事件で、不良グループがクローズアップされたでしょう。その系列のルートです」

 この男性が知り合いの売人から聞いたビッグネームのもう1人が、人気俳優Yだという。

「結構な頻度で買ってるみたい。彼は都心在住ですが、わざわざ実家の方まで行ってネタ(覚醒剤)を受け渡すんだって。僕の友達(売人)も、自分がさばく分を分けてもらいに彼の実家方面まで行ったそうだし、Yがシャブ中なのはテッパン」

 本紙が警視庁関係者に確認したところ「確かにその名前は挙がっている」という。

 警察や厚生労働省麻薬取締部(麻取)は、クスリの恐ろしさを世間に広く注意喚起できるということで、常に有名人を捕まえたがっているのはよく知られている。2017年も、薬物で逮捕される芸能人が出るのは間違いなさそうだ。