“ポケモンGOの聖地”お台場海浜公園に「狩人」はまだいるのか

2017年01月02日 16時30分

かつては人であふれかえったポケモンの聖地

 2016年7月に配信されたゲームアプリ「ポケモンGO」は空前の大ヒットとなり、社会現象となったが、今ではすっかり話題にもならなくなった。“ポケモンGOの聖地”といわれたお台場は…。

 先行配信された海外で火がつき、満を持して日本で配信されるや全国の街角や公園には朝から夜まで、人だかりができた。老若男女がプレーに興じ、政府が“歩きスマホ”に注意を呼びかける異例の事態にもなった。

 9月には世界累計で計5億ダウンロードされ、世界の約15人に1人がプレーした計算になる。ただ秋がポケモンGOのピークだったともいえる。「周りにプレーしている人が多くて、レアキャラを自慢し合ったりしていたが、ゲームシステムがマンネリで飽きた。今では『まだやっているの』という感じですね」(30代会社員男性)

 11月にはログインボーナスの導入やポケモンが出やすくなるなどシステムが改善され、12月にはイオンと提携し、アイテムが入手できるポケストップが全国で拡大。また新たなポケモンも追加されたが、他のゲームアプリ同様、一度離れたユーザーを呼び戻すのは一筋縄ではいかないようだ。

 レアキャラが出ることで、“ポケモンGOの聖地”といわれたお台場海浜公園はどうなっているのか? 年末の平日に訪れてみると、かつてのにぎわいはないが、地方から来たという中高生や複数の女性グループが、“巡礼”していた。

 20代男性は「惰性でやっているけど、もうそろそろ“卒業”します」と話せば、初老男性は「まだレベル36。周りに比べればまだまだ。まあいい運動になっていますよ」と散歩がてらにルーティンになっているという。

 ポケモンGOでは、操作しながらの車の運転による死亡事故が全国で相次ぎ、社会問題にもなった。“聖地”では、いまだ堂々とタブレットを片手にスロー走行で、ポケストップ巡りをしている年配女性ドライバーもいた。本紙記者が呼びかけると悪びれた様子もなく、立ち去った。熱烈なユーザーがいる限り、ポケモン事故はゼロとはいかないようだ。