ド派手なキャップに分厚いサングラスがトレードマーク――。オカルト界の生きる伝説・飛鳥昭雄氏(66)があのオカルト番組卒業か!? 飛鳥氏が大みそか恒例の「緊急検証!2017年度版超新約黙示録~第4回紅白オカルト合戦~」(ファミリー劇場、31日午後10時~)の収録で「私、飛鳥昭雄は飛び立ちます!」と口にしたのだ。収録現場は大混乱。その発言の真意とは…。

 飛鳥氏といえば、圧倒的な取材力と発想力で、衝撃のオカルト話をぶちまけるサイエンスエンターテイナー。かつての日本オカルト界は怪談、心霊、世界滅亡など怖さに重きを置いたワンパターンだったが、1990年代以降、同氏がそれを一変させた。

 そして地上波では踏み込めないディープなオカルト現象の検証に挑戦し続けてきた「緊急検証!」シリーズのキーマンが同氏だ。

「地球内部のプラズマでできた異世界アルザル」「太陽から地球を出産させた暗黒天体ラジャ・サン」「アルザルの中に存在する暗黒プラズマでできた亜空間レメゲトン」「地球はタイムマシーンである」「ノストラダムスの予言は外れていない」などなど、飛鳥氏は常識を覆す発表を繰り返してきた。

「緊急検証!」シリーズの年間総決算で、いまや大みそか恒例となったのが「紅白オカルト合戦」。飛鳥氏率いる飛鳥軍(紅組)と、作家でオカルト研究家の山口敏太郎氏(50)率いる山口軍(白組)に分かれて対決。翌年に起こるであろう世界がひっくり返るオカルト情報=予言をプレゼンし、雌雄を決するものだ。

 過去3回で飛鳥軍1勝で、山口軍2勝。そんな状況で行われた「第4回」の収録の冒頭、飛鳥氏が「飛び立ちます」と宣言。

 司会の逸見太郎氏ら審査員たち、プレゼンター、会場の観覧客が「オカルト界から引退するのか?」「緊急検証!から引退するのか?」「飛行能力を身につけたのか?」「NASAの宇宙飛行士試験に合格したのか?」とどよめいた。その会場の空気に対し、飛鳥氏は無言を貫いた。その後も収録は続いたが、その内容にはかん口令が敷かれている。

 オカルト事情通は「山口氏は常々、オカルト界の世代交代を主張し、オカルト界の天下統一に挑戦しています。この第4回で負けたら、飛鳥氏はもう世代交代を認めざるを得ない。発言は、自らを背水の陣に追い込むためか、それとも本当に引退するのか、それとも全く別の意図なのか。誰にも分かりません」と指摘する。

 飛鳥発言の真意は、大みそかの放送で明らかになる!?

◇ファミリー劇場 http://www.fami-geki.com/kinkyu/16

【視聴の問い合わせ】ファミリ劇場カスタマーセンター=TEL045―330―2177(平日午後9時半~午後6時半)
*年末年始休養 2016年12月30日~17年1月4日