大のサッカー好きで知られるタレント・加藤浩次(47)が19日、司会を務める日本テレビ系「スッキリ!!」で18日に行われたサッカーのクラブ世界一を決めるクラブW杯(横浜)での不可解判定に異議を唱え「あのバカが」と言い放った。

 番組の冒頭でクラブW杯決勝を特集。試合は延長戦の末に欧州王者レアル・マドリード(スペイン)がJ1王者・鹿島(開催国枠)を4―2で下し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。

 加藤は「悔しいと、よくやったという気持ち。Jリーグがここまでできるんだということを証明してくれた」と鹿島の大健闘をたたえる一方で「これだけは言っておかないといけない」と切り出したのは判定だった。後半10分、カウンターから抜け出そうとするFW金崎夢生(27)へのファウルでDFセルヒオラモス(30)に1枚目のイエローカードが与えられた。そして後半45分、カウンターから抜け出そうとする金崎をセルヒオラモスが倒したプレーについて「こっちの方が悪質なんだよ!」と叫んだ。このプレーに対し、審判はポケットに手を入れながらもイエローカードは出さなかった。

 加藤は「イエロー出さないってあり得ないから。(2枚目のイエローカード=退場で)セルヒオがいなくなったら負けちゃうんじゃないかという変な感情が働いたんじゃないか…あのバカがよ」と吐き捨てた。「俺、腹立ってるんですけど」と嘆く加藤に出演者は大きくうなずいていた。